青年部・女性部活動情報
NEWS

【女性部】「社会貢献」と「経済活性化」の両輪で地域や個店のファン化促進

 女性部では、当市の地域課題である少子高齢化に対して「社会貢献活動」を強化してきました。特に、複数ある介護福祉施設に対し、部員等から集めた介護消耗品(レジ袋やタオル等)、2015年にはプルタブ回収で得た収益金で車イスを寄贈するなど、20年以上継続しています。また、新入学児童へ部員手作りのお守り寄贈など、地域に根差す組織の一員として女性部への帰属意識や各種事業への参加率向上にもつながっています。

 一方、女性部の課題である廃業や高齢化による部員減少を打開すべく、2019年、若い世代の加入や育成を目的に若手部員による“女子部”を立ち上げ、若手が参加し易い体制を整えました。

 そんな中、コロナ禍に突入。活動中止、街全体の人流減、活気が失われ各部員の基盤である商売そのものが揺らいでしまう緊急事態となりました。

 ここで、立ち上がったのが次世代を担う女子部のメンバー。地域や個店のファンを増やして経済効果を!と、初となる「女性部のお店PRパンフレット」制作に着手。小さなお店のストーリー等を交えて魅力を発信し、地元住民はもちろん、観光客にも“まちあるきでおもてなしを感じてもらいたい”とメッセージも添えました。掲載店のWEBサイトやSNSのQRコードも掲載し、紙媒体でありながらも、幅広い世代に受け入れられる工夫もしました。
 また、初めてJA女性部と連携し農産品情報も掲載、行政とも観光情報で連携し、女性部が発起人となって地域一体となったPR体制を構築しました。
 市内外70箇所に設置したほか、女子部ではSNSで動画配信など後押ししています。嬉しいことにこれを機に令和3年度には新規部員12名を迎え、県内女性部の部員増強運動にて「強化期間優秀賞」「年間優秀賞」を受賞しました。

 女性部の「社会貢献活動」と女子部の「経済活性化活動」の両輪によって、事業者や地域に笑顔と賑わいを創出するこれら取組は、さらなる未来予想図を描きながら継続してまいります。


<地域や行政からの反響等>
 介護福祉施設等への「社会貢献活動」は、新聞や市広報誌などに取り上げられ、活動への賛同者(企業・住民等)から介護消耗品の提供を受けるなど、女性部の枠を超え地域一体となった活動へと発展しています。入居者からは「毎日使うものなのでとてもありがたい」、「女性部の皆さんとお話できることがうれしい」と毎回部員が感動をいただいております。

 「経済活性化活動」として制作したパンフレットは、新聞、ラジオ、市広報誌などで取り上げられた反響も大きく、「こんな素敵なお店をもっと早く知りたかった」、「パンフレットを見て初めて来ました」など大好評。小さなお店や地域の魅力を女子部ならではの視点で発信し、観光客はもとより、地元住民に対しても「再発見」、「新たな気付き」などまちあるきの楽しさを提供できました。さらに行政やJAとの連携体制を構築できたことは互いに今後の事業推進に大きな糧となりました。

 「社会貢献活動」や「経済活性化活動」は女性部と女子部の両輪で地域社会・経済の賑わいに寄与し、今後もさらにファン化を促進してまいります。